息子と歩いていると、1人だったら駅まで10分の道が30分かかる
人によっては時間が勿体無いとか思う人もいるかもしれない
自分も1人の時はすごく歩くのが早くて、目的地まで他のことは見向きもせず歩いていく
見向きもせず
息子は、何にでも気になるものがあると立ち止まる
虫、鳥、葉っぱ、アレ、色んなものを指さして興味を持つ何もかもが新鮮で何もかもが楽しいのだろう
自分たちはどうだろうか
先ほど話したが、1人で歩く時は見向きもしない
ふっと家族で歩いてて気がつくことも多い
「こんなところにこんなものがあったのか」
息子よりずっと、背が高くて、見える範囲は広いはずなのに視野は狭くなっている
色んなことを知ってるようで本当は知らないのではないかと考える
確かにそうだ
アリのことを何時間も観察したことないのに
アリを「知っている」と大人はみんな答えるだろう
道というジャンルで区切れば、人生も一つの道かもしれない
確かに走り続ければより遠くへ行けるし
高くも飛べるかもしれない
でもそれが全てではない
甘やかすとかではなく、前ばっかり見てせかせかして生きてるとなんか失うものも多い
ゆっくり歩きながら
周りを見ながら、立ち止まって考えながら
人生を歩いてきた人達、それはそれで良いものを持っていると思う
道端に転がっている石がおもちゃに見えなくなったのはいつだろう?
空を飛んでる飛行機やヘリコプターを見上げなくなったのは
寄り道でワクワクしなくなったは
お金を使わないと楽しめなくなったのはなぜだろう
行き詰まった時は、見慣れた道から少し遠回りしたら、なんか発見あるかもしれないよ
ゆっくり散歩しましょ